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MACROCOSM Vol.89 発刊日2010年3月
 

Vol.89  2010年3月



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第4回「国際交流リーダー養成セミナー」


  • 地域への貢献に取り組む~地域の在住外国人への支援と交流プログラムづくり~

平成22年3月13日(土)~14日(日)、当財団主催の第4回「国際交流リーダー養成セミナー」を国立オリンピック記念青少年総合センターにて開催しました。全国各地から、職業やボランティアとして外国籍市民の支援活動や交流活動に関わる方々の参加を得て、全体会、分科会、交流夕食会などを実施しました。今回は、日本における在住外国人支援及び交流の必要性について認識を深めていただくとともに、特に、地方自治体で扱われている助成金を効果的に活用するための企画書の作成方法や、プレゼンテーション方法等について実践的に学ぶ場としました。

 
 
開講式であいさつする(財)青少年国際交流推進センター上村知昭理事長
開講式であいさつする(財)青少年国際交流推進センター上村知昭理事長

日 時 内 容
3月13日(土) 11:00 開講式・オリエンテーション
12:00〜13:20 昼食
13:30〜16:00

<全体会>

①日本における在住外国人支援及び交流の必要性

②プログラムの企画・立案方法

16:10〜17:45

<分科会①>

A.地域の在住外国人への支援プログラムの企画 (財)青少年国際交流推進センター事務局長 大橋 玲子

B.海外からの研修生・留学生との交流プログラムの企画 (財)大阪府青少年活動財団 事業部体験活動推進グループ課長 赤木 功

18:30〜20:00 交流夕食会
20:15〜21:30

<分科会②>

A.地域の在住外国人への支援プログラムの企画

B.海外からの研修生・留学生との交流プログラムの企画

3月14日 (日) 7:00〜 朝食
9:00〜9:30 <朝の会>
10:00〜12:00

<分科会③>

A.地域の在住外国人への支援プログラムの企画

B.海外からの研修生・留学生との交流プログラムの企画

12:00〜13:15 昼食
13:15〜14:10

<分科会④>

A.地域の在住外国人への支援プログラムの企画

B.海外からの研修生・留学生との交流プログラムの企画

14:15〜15:00 <グループ発表>
15:00〜15:30 アンケート記入・振り返り
15:30〜16:00 閉講式

 全体会 

「日本における在住外国人支援及び交流の必要性」

(財)青少年国際交流推進センター事務局長

大橋 玲子氏による講演


(参加者との質疑応答より一部抜粋)

▶「支援の際の考え方を明確に認識しましょう」

参加者:日系外国人のお子さんの学習サポートをしています。日本で既に5~6年生活している子どもたちで、日本語での会話にはほとんど不自由ないのですが、算数の文章題が読めないことがあります。今後、日本に定住する日系外国人の方も増えてくると思いますが、日本語指導だけではなく、勉強にまで支援の対象を広げたボランティアが必要だと感じています。


大橋事務局長:日本では昔から「読み書きそろばん」と言われるように、読み書きを重視しています。かつては英語の学習も、文法やリーディングから始めることが多かったのもそのためでしょう。 

しかし、一般の外国人の方が日本語を学ぶ際には、話し言葉から覚えますので、読み書きが最後になってしまいます。それで、会話はできるけれども、読み書きができないという方がかなりおられます。これは、外国語教育に対する価値観の違いもありますし、外国人が日本語を学ぶには、ひらがなにカタカナ、漢字…とかなりハードルが高くなってしまいます。とはいえ、彼らは言語習得への対応能力を持っていますから、集中的に援助すれば、ついてこられるようになります。本当の意味で日本社会に適応していくには、読み書きが絶対的に必要なので、これに対応してあげるのはとても重要です。 

留学生、研修生として日本に学びに来られた方は、日本のよいところを持ち帰りたいと思っています。彼らが持ち帰りたいと思っているものを私たちは、どのように提供できるか、また、どのようにサポートできるかという視点が必要です。 

一方で、日本で仕事をし、日々生活をして日本国民に近い状態、あるいは、日本国民としてやっていこうという方は、いろいろな不満を持ったり、抵抗感があったりするかもしれません。しかし、その人たちにとって、日本が住みにくい国であるからといって、日本社会や日本の価値観が急激に変わるわけではありません。ですから、今の日本の社会で仲間として共に生活していくために何が必要なのかを、彼らにきちんと理解してもらえるようなアプローチが重要になるのです。その方の立場に立つとは、本当に必要なことを認識し、継続的に必要なことをサポートしてあげることでしょう。


 全体会 

「プログラムの企画・立案―地域における国際交流とは―

(財)大阪府青少年活動財団

事業部体験活動推進グループ課長

赤木 功氏による講演


(一部抜粋)

◆「目的」と「ねらい」の重要性 
このセミナーの目的は、「日本国内に在住している外国からの人々のコミュニケーションに焦点を当てる」ことです。特に、支援と交流という部分で、様々なコミュニケーションに焦点を当て、活動に必要な考え方やスキルを学びます。みなさんに色々なものを吸収して帰ってもらうことが目的です。 

この目的を達成するために、二つの分科会に分かれています。これがねらいです。一つは「支援プログラムの企画」、もう一つは、「交流プログラムの企画」で、分科会で考えるアプローチは違いますが、最終的には、目的に到達することになります。目的だけを考えてプログラムを組むと、様々なねらいがあるため、まとまらなくなってしまいます。ですから、「今回のプログラムはこのようなねらいにしましょう」と設定しましょう。そして、ねらいは目的と必ず合致します。目的に到達するためのねらいだと考えると、「目的」と「ねらい」が混同されないと思います。 

また、プログラム本番の前日か2日前には、目的とねらいの確認をすることが、現場スタッフの団結につながります。


◆地域性と継続性
 「地域の国際交流」では、地域という観点での継続性が大事です。顔見知りができると、コミュニケーションが生まれます。交流プログラムで1回会って、2回目に「また会いましたね」、3回目に会ったら、もっと親しくなれます。だから「継続性」は地域の国際交流事業にとって大切です。参加者は、新しい出会い、新しい体験、新しい知識を得るために来るのであって、すでに知っていることを聞くためにわざわざ交通費を使って来たりはしません。 

また、地域を巻き込んでください。例えば、東京にあるAという大学の中で、留学生が学生と交流をしても「地域交流」ではありません。「大学」という一つの枠内に収まっているからです。でも、これを「地域」に広げ、学生たちが地域に飛び出して何かアクションを起こすと、「地域」を巻き込んでいることになり、より深い交流が得られます。


◆ボランティアの個性を大切に 
学生、主婦、社会人等、いろんな方がボランティアとして参加しますので、それぞれの個性をしっかり見て、それぞれの方にあった配置をしましょう。あなたは、笑顔がすてきだから受付をしてください等、ボランティアの個性をいかしてください。ボランティアのやる気を引き出すことにもなります。


◆事業評価 
事業終了後に効果が見えるようなプログラム内容を考えましょう。実施した事業の効果を客観的に見るためにアンケートをします。だから、「楽しかったですか、楽しくなかったですか」といった質問ではなく、見えない効果を測るための質問をするべきです。実は、アンケートを作るのはとても難しいことなのです。事業の評価が見えてくるようなアンケートを作りましょう。



第4回「国際交流リーダー養成セミナー」に参加して
西片 つぐみ

セミナーでは、全国各地からの参加者と2日間で一つの企画書を作成し、助成金申請のためにプレゼンテーションを行いました。時間に限りがあったため、企画書が思うようにまとまらず非常に困難でしたが、年代や職種も違うメンバーからは、とても貴重な意見が出され、各得意分野をいかしながら企画する事はとても刺激的でした。メンバーが行き詰った時には、スタッフと講師の方が助けてくれました。そして、企画をするためのノウハウや話をスムーズに進めていくために注意する点など、様々な場面で活用できる事を学びました。企画をする時はまず「目的」、次に「ねらい」を考え、そこから計画していく事をこれからも忘れず、今回のセミナーで得た知識と経験をこれからの仕事に活用したいです。今回のセミナーを通し、本当に貴重な体験をさせていただきました。 

最後になりましたが、講師の方々、主催者側のスタッフの皆様、そして参加者の皆様に改めて感謝いたします。

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