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MACROCOSM Vol.84 発刊日2009年2月
 

Vol.84  2009年2月



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 平成20年度日中韓青少年交流事業

  ~21世紀東アジア青少年大交流計画事業~

  Japan, China, and Korea Youngsters Friendship Meeting 2008


  • 総合テーマ:東アジアの安定と繁栄のために日本、中国、韓国の青少年の果たすべき役割

提言を手交後、日中韓の三首脳と青少年の代表者の記念撮影が行われた(提供:内閣広報室(撮影:総理大臣官邸写真室))
提言を手交後、日中韓の三首脳と青少年の代表者の記念撮影が行われた(提供:内閣広報室(撮影:総理大臣官邸写真室))

日中韓青少年交流事業は、平成19年8月、温家宝総理の提案により、中国(北京・天津)において実施されました。 

平成19年11月にシンガポールで開催された日中韓首脳会談において、福田総理(当時)より、平成20年度は日本において本件事業を実施することを表明したことを受け、21世紀東アジア青少年大交流事業の一環として、第2回目が平成20年9月17日~23日に日本において実施されました。

本件事業には、我が国青少年の他、中国、韓国から来日する青少年が参加し、テーマ毎に視察・ディスカッションを行いました。 

更に、日本、中国、韓国の青少年の代表者(各国5名)は、日本語、中国語、韓国語で提言書を作成し、各コースのディスカッションの結果(英文)とともに、平成20年12月13日に福岡県で開催された日中韓首脳会議で、三か国首脳に提出しました。



・外務省HPで、概要と提言文等の内容が御覧になれます。http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/jck/summit/0812_tg.html

  • 日中韓青少年交流~日中韓首脳への提言

    「東アジアの安定と繁栄のために日中韓の青少年が果たすべき役割」

提言を手交する日中韓の青少年の代表者(提供:内閣広報室(撮影:総理大臣官邸写真室))
提言を手交する日中韓の青少年の代表者(提供:内閣広報室(撮影:総理大臣官邸写真室))

本年9月17日から19日にかけて、われわれ日中韓の青少年それぞれ100名、合計300名は、東京において、「東アジアの安定と繁栄のために青少年が果たすべき役割」を共通テーマに、環境、高等教育、文化交流の三つのテーマに分かれ、グループ別に視察やディスカッションを行い、その成果を以下のとおり取り纏めた。


1.環境
さまざまな環境問題(産業廃棄物・地球温暖化・黄砂等)が各国に深刻な脅威を及ぼしつつある現状を前に、私たちは対話、教育、協力、CSR(企業の社会的責任)の重要性を学んだ。地域や世代を超えて多くの人にこの理念を伝えるべく、私たち若者が先頭に立ち、持続可能な社会環境の創造に貢献していくことをここに誓う。
私たちは東アジアの青年による環境NGOの創設を提案する。その主な任務は企業の監視、環境教育、情報誌の発行、そして環境に優しい企業を表彰することである。この環境NGOで、資金や人材確保など、多くの分野において政府と協力していきたい。


2.高等教育
東アジアの平和と繁栄のためには、「私たちは東アジア人である」という共通の意識を持ち、共に歩んでいくことが必要だ。高等教育ではリーダーシップの育成が重要である。だからこそ、試験勉強だけではなく、リーダーシップを始めとする私たちの能力をのばしていく十分な時間が必要だと考える。
3か国が互いの理解をより深めていくために、教育に関する情報を青少年間で共有していくことが大切である。また、リーダーシップの育成には、高等教育を促進していくことも重要だと考える。そのために、日中韓で国際交流プログラムを活発に行うことや、共通の奨学金制度を確立していくことを提案する。私たちは、インターネットを中心としたメディアを利用して、今後も東アジアの交流が活発に行われるよう努力し続けていきたい。


3.文化交流
私たち、日本、中国、韓国の3か国は、文化交流を通じて、お互いが持つ古い偏見の壁を乗り越え、共通点を認識することで、平和で協調的な未来を創っていくことを誓う。
この誓いを実現するために、三つのことを提案する。第一に、自国のみならず他国の文化や歴史をより深く理解できるような教育制度の充実。第二に、青年向けの文化交流プログラムの促進。最後に、3か国が良好な関係を築く基盤となる相互訪問を推進する組織の創設。以上、三点が日中韓青少年からの提案である。

2008年12月13日

平成20年度日中韓青少年交流事業
平成20年度 青年社会活動コアリーダー育成プログラムNPOマネジメントフォーラム
 
 
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