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平成21年度「国際理解教育支援プログラム」
(財)青少年国際交流推進センター(CENTERYE)は、青少年国際交流事業の実施、青少年国際交流に関する啓発、情報提供、支援などを通じて、社会の各分野において国際化時代にふさわしい青少年の育成を目標としています。
その具体的な活動の一つとして、内閣府青年国際交流事業に参加した在日外国青年等を日本の学校等に派遣する「国際理解教育支援プログラム」を平成16年度から実施しており、今回は、宮城県と東京都でのプログラムについて報告します。
実施先:宮城県仙台市立東六番丁小学校 実施日:平成21年12月4日(金) 参加者:3年生62名 |
◆講師
派遣された既参加青年等 | 出身国 | 参加事業/職業等 |
Krit Mnator | タイ | 第32回「東南アジア青年の船」事業参加青年 |
Chaw Liling | ブルネイ・ダルサラーム | 東北大学留学生(地元手配) |
張 蕾 | 中国 | 東北大学留学生(地元手配) |
Islam Mohamad Aminul | バングラデシュ | 語学学校留学生(地元手配) |
◆協力者
伊東 秋恵 | 通訳ボランティア | 元児童英会話講師 |
工藤 さくら | 通訳ボランティア | 東北大学学生 |
伊勢 みゆき | コーディネーター |
仙台市立東六番丁小学校 学校支援地域本部コーディネーター 第13回「世界青年の船」事業参加青年 第30回「日本・中国青年親善交流」事業副団長 |
宮城県国際交流協会 | 国旗貸出の協力 |
◆スケジュール
09:35〜09:45 | 自己紹介&各国の言葉で挨拶 |
09:45〜10:20 | 全体での各国の紹介 |
10:45〜11:20 | ブース毎の各国紹介、質疑応答 |
11:20〜11:30 | 感想発表、ふりかえり |
【コーディネーターからの感想】 国語で「すがたを変える大豆」を勉強した子どもたち。先生からの依頼は、日本でよく食べられている豆が外国でも食されている事を知ることをきっかけに、諸外国の生活や文化に興味を持たせることと、直接かかわれる形での交流をさせたいということでした。子どもたちは、自分が興味をもった国や人のところへ行って、質問をしたり、初めて聞く国のお話に驚いたりしていました。担任の先生からも「子どもたちはこの日を楽しみにしていました。興味をもって自ら活動していたのでよかったです」という声をいただきました。 |
【子どもたちの感想】 ・もっと世界のトビラを開けたいです。 ・国にはいろいろな違いがたくさんあります。それを調べてみたいです。 ・外国の食べ物を食べてみたくなりました。 |

校長先生にあいさつする外国人講師

担任の先生がゲストティーチャーの紹介をする

ブルネイの話を聞く子どもたち

中国の説明をする張蕾さん

バングラデシュの文字で自分の名前を書いてもらう子どもたち

タイの紹介をするKritさん
【Kritさんの感想】 学校訪問の前半でメインになったのは豆の話題でした。子供たちは、豆と豆を使った様々な料理について学びました。しかし私たち4人の発表者が用意していたのは豆料理だけではありません!面白い場所やびっくりするような事実、様々な言語でのあいさつなども紹介しました。 後半には、子供たちはそれぞれ関心があるブースに行って、その国について知りたいことを質問しました。子供たちは4か国以外のことにも興味を示しました。各国の民族衣装に身を包んでいる先生方もいましたが、子供たちは大好きな先生の普段と違う姿を見て大喜びでした。好奇心たっぷりにあれこれ質問する子供や、興味を持ったことをメモする子供もいました。 ブログラムの最後に、子供たちは自分の意見や新しく発見したこと、関心を持ったことを発表しました。彼らはこの活動から多くのことを学びました。国際理解は子供のころにすでに始まっています。国境を越えたコミュニティーは、子供たちという未来の力から生まれるのです。子供たちはたくさんのことを学ぶと同時に、私たちにとっても忘れられない1日となりました。 |