4月より前田中南欧子会長に引き続き、新会長に就任いたしました。私は第14回「東南アジア青年の船」に乗船し、平成13年度「国際青年育成交流」事業（ジンバブエ）には団長として参加、その後も事後活動の一環でさまざまな国際交流の経験をして参りました。　

IYEOは50年の歴史を持つ内閣府の国際交流事業の既参加青年を中心とした同窓会組織で、日本全国の会員数は約1万5千人にも及びます。会員年齢幅の広さ、多種多様な職業や経験、多彩な才能を持つ会員のネットワークは私たちの誇れるものです。さらに、同事業の海外ネットワークは世界60数か国にも広がっています。このような大組織の会長という大任を仰せつかりましたことを大変光栄に思います。

新体制では「スマイル＆コミュニケーション」をキーワードに全国の会員の皆さんと、IYEOの活動を活性化していきたいと願っています。皆さんは交流事業を通じて異文化理解、国際的視野を広めながら協調し、共存していくことの重要性を学ぶ機会に恵まれました。IYEOの活動は、“Think Globally & Act Locally”（世界的視野を持ちながら地域で行動する）自らの経験をいかしながら各地域の仲間たちと多様な活動を形にできる絶好のチャンスだと思います。外国青年の受入れや交流プログラム、社会貢献活動、自主企画など豊富なアイディアと行動力が大いにいかせる場です。

今このメッセージを読んでくださっているのも「縁」です。しばらくご無沙汰していた会員の方もぜひこの機会にもう一度仲間に加わってみませんか。IYEOの活動は、楽しみながら自分を磨き向上させ、さらにそれが人のため、社会のためになるわけですから、一石二鳥、いや、かかわり方によっては三鳥にも四鳥にもなります。魅力的な仲間との出会いや貴重な経験の数々は相乗効果抜群！誰もが楽しみながらスマイルで活動できるすてきな場となります。　

新旧の会員たちが、地域、年代、職業や参加事業を越えてコミュニケーションを良くしながら活動すること。そして時代に即した社会のニーズに適応できる組織へと発展していくことを目標にかかげ、皆さんと共に一丸となってがんばっていきたいと思います。　

この場を借りて内閣府及び、（財）青少年国際交流推進センターの日頃のご協力に対し感謝申しあげます。最後に、皆様のご健康とIYEOの発展を祈願いたしまして新任の挨拶とさせていただきます。