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MACROCOSM Vol.76 発刊日2007年5月
 

Vol.76  2007年5月



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・第19回「世界青年の船」事業
・第5回 青年社会活動コアリーダー育...
・第1回「国際交流リーダー養成セミナ...
・日本青年国際交流機構会長挨拶
・青少年国際交流事業事後活動推進全国...
・平成18年度「青少年国際交流を考え...
・お知らせ
 

第5回 青年社会活動コアリーダー育成プログラム


平成14年度に開始された青年社会活動コアリーダー育成プログラム(以下コアリーダー事業)は今年度で第5回目を迎えました。その目的として、(1)社会活動の青年コアリーダーの能力の向上、(2)相互のネットワークの形成を掲げています。この目的を達成するため、高齢者・障害者・青少年分野で活動している青年コアリーダーを各国から招へいし、日本の関係機関・関係者とのネットワーク作りを事業のねらいとしています。

2006年

10月25日~11月3日

派遣事業(各国6名ずつ) (写真1)
・派遣国:デンマーク(高齢者)、ベルギー(障害者)、ニュージーランド(青少年)
・招へい青年を受け入れる府県からの派遣者は、実行委員として受入れに協力


2007年

2月6日

招へい青年来日 
・招へい国(分野混在)デンマーク(13人)、ベルギー(10人)、ニュージーランド(13人)
2月7日 開会式
・オリエンテーション
・行政官講話
・歓迎会(写真2)
・日本のNPOの状況及び各分野の現状について行政官による講義を実施
2月8日

課題別視察(写真3) 
・各テーマの専門施設を訪問し、実際の現場を視察及び関係者との意見交換を実施
【地域・行政・企業との連携・協力コース】

AM: NPO法人小貝川プロジェクト21/小貝川生き生きクラブPM: 彩の国市民活動サポートセンター
【資金調達・団体運営コース】 

AM: NPO法人小貝川プロジェクト21/小貝川生き生きクラブPM: 財団法人「修養団」
【人材育成・ボランティアマネジメントコース】

AM: 常磐線NPOプラットフォーム/NPO法人NPO支援センターちばPM: NPO法人「ぱれっと」
【NPO・他分野とのネットワークコース】

AM: 常磐線NPOプラットフォーム/NPO法人NPO支援センターちばPM: NPO法人「流山ユー・アイネット」

2月9日~11日 NPOフォーラム(写真4・5)
・日本の各分野のNPO団体関係者と共にコアリーダーの育成及びNPOの活性化について討議を実施
2月12日 地方プログラムオリエンテーション
2月13日~18日 地方プログラム(写真6・7・8)
・各コースに分かれての地方プログラム。コーステーマに沿ったプログラムを企画。関連施設を訪問し、NPO及び分野の関係者と共に地方セミナーを実施
【高齢者コース】福井県:生きがいのある高齢者の生活
【障害者コース】山口県:障害者の社会参加のための支援
【青少年コース】大阪府:青少年リーダーの育成~持続的な活動を目指して
2月19日 コース発表会・評価会・歓送会(写真9)
2月20日 帰国
写真1 デンマーク
写真1 デンマーク
写真2 行政官講話
写真2 行政官講話
写真3 課題別視察
写真3 課題別視察
写真4 NPOフォーラム(グループ討議)
写真4 NPOフォーラム(グループ討議)
写真5 NPOフォーラム  (文化紹介)
写真5 NPOフォーラム  (文化紹介)
写真6 福井県
写真6 福井県
写真7 山口県
写真7 山口県
写真8 大阪府
写真8 大阪府
写真9 青少年コースの発表
写真9 青少年コースの発表
  • 高齢者関連活動コース(福井県)

事業事後報告からの学び

第5回「青年社会活動コアリーダー育成プログラム」

派遣プログラム(デンマーク)参加青年

白﨑 智恵

昨年10~11月にデンマークを訪問し、現地において“高齢者福祉の3原則”として掲げている「自己決定」「生活の継続性」「自己能力の活用」が、机上だけの学びではなく実際に取り組まれていることに強い感動を覚えながらの帰国。一方で帰国後、周りの現状を見た時のリアリティショックはかなり強いものでした。何かが違う…?自分が感じたことを伝えたいという思いもあり、いくつかの場で事後報告の機会をいただいています。そして、いくつかの報告を終えた今、感じていることをお伝えします。


(1) 自分自身の勤める医療現場(院内)での報告 

デンマークにおける福祉の現状に加え、医療現場に何が求められているのか。私自身が強く感じた「リハビリ」部門の充実・社会福祉機関との有効な連携・活用の重要性について重点的に報告しました。職業的にも興味・関心は高く、医療現場が担う役割を共に再認識できたと感じています。


(2) 地方(福井県・市)公務員労働組合青年部を対象にしての報告 

福祉労働現場の実際に加え、私が職員と関わる中で感じられた“ゆとりある、誇らしげな(責任ある)姿勢”について重点的に報告し、超高齢化社会を迎えようとしている今、自分たちの世代に求められることは何なのか?などを話し合いました。対象者の職種は様々でしたが、高齢者福祉に関する情報には想像以上にとても強い興味・関心が示されました。勉強会後の交流会でも、多くの意見交換が行われました。


(3) IB医療福祉専門学校での報告(招へいプログラムでの訪問先) 

招へいプログラムの受入先でもあり、プログラム案を考慮する上でも何かの情報にでもなれば…といった思いから、専門学校の先生方や学生を対象にした事後報告の時間をいただきました。当日は、デンマークの福祉に関する具体的な質問が出るなど事前学習した様子がうかがえ、熱心な姿勢が感じられました。しかし、現地で私が見たこと、感じたことなどの全体的な報告であったこともあり、先生方や学生さんたちが、どのようなことに興味があるのか?何を知りたいのか?についてがその場では具体的にはわからないままに終わりました。そのため、その後、数日かけて先生方との話合いをもちました。その結果、現地で私自身が確認できなかった、介護職の教育課程や地位確立の現状について、また介護職の抱える悩みについて話し合いたいといった声があがり、外国青年とのディスカッションテーマ・目的が明確になりました。 招へいプログラムでの外国参加者訪問当日。ディスカッションの場では、先生方のご協力もあり、卒業後、介護職に就いている方も参加され、現場で抱えている悩みや問題点など、それぞれが意見や質問をもって臨む積極的な姿勢が多くみられました。学生たちは真剣で、今後の意気込みや不安などを涙ながらに語る学生もいて、感動を覚えるほどでした。 以上のように、参加対象が変わることで報告・話合いの内容は幾分変わりましたが、どの場においても共有できる課題がみつかり、その出逢いから始まったネットワークは、私にとって貴重な財産となっています。デンマークでの時間を共に過ごした派遣メンバーを始め、事後活動等を通して知りあった方々との出逢いに感謝し、今後もネットワークを広げていきたいと強く願っています。


日程 プログラム
2月13日(火) 福井県高齢者福祉政策に関する講義・歓迎会
2月14日(水) 福井市麻生津公民館・福井県副知事表敬
2月15日(木) 特別養護老人ホーム藤島園
2月16日(金) IB医療福祉専門学校・地方セミナー・歓送会
2月17日(土) ホームステイ
  • 高齢者関連活動コース(山口県)

青年社会活動コアリーダー育成プログラム受入事業から学んだこと

山口県青年国際交流機構 

事務局長受入実行委員長 

西村 律子

山口県プログラムでのテーマや内容については、障害者福祉の分野に携わるメンバーを中心に「自分たちが何を学びたいか」ということに焦点を合わせて話し合いました。このプログラムに関しては、受入側の学びを重視し、外国参加者からの意見や感想を今後の山口県での福祉活動に活かしたい、という方向で進めることを全員で確認すると、プログラム作りもスムーズに進み始めました。 全体テーマ「障害者の社会参加のための支援」のもと、山口県での重点テーマは「地域社会との関わり」、「生きがいづくり」、「就労」の3点に絞ることにしました。テーマに合わせて選んだ訪問施設「なでしこ園」、NPO法人「アス・ライフサポート」、社会福祉法人「南風荘」では、職員の皆様が非常に協力的であり、施設訪問プログラムについて熱心に検討してくださいました。いろいろな職種の方々に参加していただくディスカッションを各施設で組み入れることができ、各施設の皆様にとっては、日本以外の国での考え方や現状などを直接聞くことのできる、またとない機会になったのではないかと思います。 

地方セミナーについては、全体を大きく、①各国の福祉事情についてのプレゼンテーション、②少人数グループでディスカッションを行う分科会の2本立てとしました。実行委員会メンバーが山口県の状況についてのプレゼンを行うために、アンケート調査を行ったり、他施設の職員さんに取組事例を紹介していただくようにお願いしたりと、準備には大変な時間を費やしましたが、その甲斐もあり、満足のいく内容になったようです。また、セミナーには県内のさまざまな施設から、たくさんの福祉関係者の方々が参加してくださり、分科会では活発な意見交換ができました。 

今回、山口県での「青年社会活動コアリーダー育成プログラム」の受入れは、結果的に、これまでにない大きな成果を残した事業になったと思います。私のようにこれまで福祉に関わったことのない者も、普段の生活の中で私たちにも関係のある多くのことを学びましたし、どのような分野にも国際的な視点やネットワークが必要なのだということを実感しました。また地域内においても、他分野、他業種、他世代の方との、新しいネットワークが広がったと思います。これからの私たちの国際交流活動は、単なる「交流」ではなく、多岐にわたる分野の方々との協働によって、より広く求められるものになると感じています。


日程 プログラム
2月13日(火) 県庁表敬・県政概要・歓迎会
2月14日(水) 社会福祉法人「済生会」身体障害者療護施設「なでしこ園」NPO法人「アス・ライフ・サポート」
2月15日(木) 社会福祉法人「南風荘」社会就労センター「セルプ岡の辻」
2月16日(金) 地方セミナー・ホームステイ
2月17日(土) ホームステイ・歓送会
  • 高齢者関連活動コース(大阪府)

外国参加者からのコメント

ニュージーランド団長 

Suzanne Fryer

How do I describe our two weeks experience in Japan at the NPO Forum? Hard work, fun, talking, eating, sharing, new friendships, networking, creating ties that bind our four countries, Japan, Denmark, Belgium and New Zealand.

I am sure that none of the overseas visitors really had a firmconcept of what would happen at the program before our arrival. We each had knowledge of NPO’s in our own countries and were surprised that in Japan, the sector is so young. During discussions therefore, we had much to share with our Japanese colleagues based on our own practice and were often seen as experts. The challenge of course now, is to integrate the relevant knowledge into the Japanese system and culture…with the aim of moving closer to an inclusive and cohesive society where “individuals actively participate in and contribute their skills to the community.”The level of dedication and commitment shown by our hosts towards their respective NPO’s and the people they assist is to be admired.

Personally these discussions encouraged me to reflecton both my own, and my organisations practice particularly in fund-raising and management. Gathering fresh ideas from around the world has given me new insights that I am determined to incorporate and share. Meeting and staying with a host family in Osaka has given me a warm appreciation of the hospitality and vitality of the Japanese people. The local programme reiterated the commitment of so many people, particularly volunteers, to better the life of those around them who need care.

Where to from here? We each need time to consolidate and reflecton our experience, however communication, encouragement and sharing ideas will continue through websites and email. Further visits between Japan and the three visiting countries would enhance and add value to our discussions and we warmly welcome you all.


日本での2週間にわたるNPOフォーラムでの経験については何と言えばよいでしょうか?よくがんばった、楽しかった、話した、食べた、共有した、新しい友情、ネットワーク構築、そして、日本、デンマーク、ベルギー、ニュージーランドという4つの国を結ぶ絆づくり。 

外国参加者の中で、来日前にこのプログラムで何が起こるのか具体的なイメージを持っていた人は誰もいなかったでしょう。それぞれの国のNPOに関する知識を持って集まった私たちは、まず日本のNPOセクターの歴史が浅いことに驚きました。そのため、ディスカッションプログラムでは私たち自身の実際の業務運営手法に関して日本人参加者と共有できる知識・情報も多く、私たちが各分野の専門家として見なされることがよくありました。もちろんこれからの課題は、このような知識を日本のシステムと文化に取り入れていくことであり、それを通じて自分たちの社会を「個人が積極的にコミュニティに参加し、自らのスキルを使ってコミュニティに貢献する」インクルーシブな共生社会により近づけていくことでしょう。また、本プログラムの主催者が、NPOやその支援対象者に向けて示す強い献身とコミットメントは称賛に値するものでした。  

一連のディスカッションは私自身、また私が属する組織の、特に資金調達とマネジメント分野における業務運営手法を振り返るきっかけとなりました。世界の国々から新鮮なアイディアを集めることで得た新たな見識をぜひとも自分の活動に取り入れ、関係者と共有していきたいと思います。また、大阪府でのホストファミリーとの出会いとホームステイを通じて、日本人の温かいもてなしの心と活気に触れることができました。地方プログラムでは、多くの人々、特にボランティアの皆さんの「自分の周りにいる、助けを必要としている人の生活をより良いものにしたい」という献身的な思いを改めて感じました。 

ここからどこに向かうのでしょうか?まず、参加者一人ひとりが自分の経験を振り返り、まとめる時間が必要です。しかし、その間もコミュニケーション、励まし、アイディアの共有はウェブサイトやメールを通じて進んでいきます。日本と参加3か国間の再訪なども実現できれば、今回のディスカッションで学んだ内容の理解を深め、価値を高めるよい機会となるでしょう。私たちの国にもぜひお越しください。


日程 プログラム
2月13日(火) 大阪府庁表敬・大阪府青少年事情説明・歓迎会
2月14日(水) 茨木市安威小学校「チャイルドサポート」教室
2月15日(木) 大阪府立総合青少年野外活動センター「HRT:人間関係構築プログラム」体験
2月16日(金) 地方セミナー・ホームステイ
2月17日(土) ホームステイ・歓送会
 
第19回「世界青年の船」事業事後活動連携強化プログラム
 
 
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