macrocosm



国際青年交流会議

International Youth Conference

9月26日(水)~28日(金)
ホテルマイステイズプレミア成田
ホテルニューオータニ東京

国際青年交流会議は、平成6年度に当時の皇太子同妃両殿下の御成婚を記念し、開始された国際青年育成交流事業の一環として開催される会議です。

この会議では、国際青年育成交流事業により海外に派遣された日本青年及びオーストリア、チリ、ドミニカ共和国、ラオス、ラトビア、ベトナムから招へいされた青年が一堂に会し、キャリア形成、メディアリテラシー、多文化共生の三つの分野について討論を行うことにより、参加青年の育成と国際社会の一層の発展に資することを目的として実施しています。

本年度は新たな取組として2015年の国連サミットで採択された「持続可能な開発目標(SDGs)を総括テーマとしました。上記三つの分野とSDGsの関連性について討論を行うに当たり、国立大学法人 岡山大学副学長(海外戦略担当) 横井篤文氏による「持続可能な開発目標(SDGs)とパートナーシップについて」と題する英語による基調講演が行われました。本号では、基調講演(要旨)の一部抜粋を掲載します。

基調講演

持続可能な開発目標(SDGs)と
パートナーシップについて

誰も置き去りにしない(No one left behind)のためにパートナーシップで取り組もう!

国立大学法人 岡山大学副学長(海外戦略担当)横井 篤文
翻訳:(一財)青少年国際交流推進センター

これから三日間、ミレニアム開発目標(MDGs)から持続可能な開発目標(SDGs)に至るまでの長い年月の成果と取組、教訓をふまえて討論を行いましょう。私が強調したいのは、平和な社会と持続可能な開発、将来への懸念などについて検討や提唱をする際に、キャリア形成、メディアリテラシー、多文化共生という三つのコースを横断させながら議論をするために皆さんのパートナーシップと参加が重要だということです。

SDGsとMDGsの違い

このスライドが新たなSDGsの背景です。持続可能な開発のためのアジェンダ2030には五つの重要分野があります。繁栄(Prosperity)、平和(Peace)、連帯(Partnership)、地球(Planet)、人間(People)の「5P」です。

SDGsの基本理念は「誰一人取り残さない」です。人間中心でもありますね。人間の安全保障。ミレニアム開発目標(MDGs)と持続可能な開発目標(SDGs)の違いの代表的な三つです。このイラストをよく見ると、17の目標と169のターゲットがあります。MDGsに比べて大幅に増えました。これらは全てのセクターと分野を網羅し、喫緊のグローバル課題解決を目指すものです。次の大きな違いは、世界全ての国を対象としたユニバーサルな目標だということです。MDGsの対象は開発途上国に限定されていました。これが大きな違いです。もう一つの違いはその策定プロセスです。SDGsの策定には全ての国連加盟国からのマルチ・ステークホルダーが関わったのに対し、MDGsは一部の国連関係者のトップダウンで策定されました。これらがMDGsとSDGsの違いの代表的なところですが、SDGsを理解する上でとても重要です。

最も重要な目標17「パートナーシップ」

次のスライドはSDGsの促進に対する現在の考え方です。最も重要な柱はここです。今日のテーマのパートナーシップです。パートナーシップという柱がなければ、VUCAワールドにおいて皆さんは何かを達成することは難しいでしょう。全ての目標は、目標17のパートナーシップが基軸です。下の図はSDGsの持続可能な開発目標を表すウエディングケーキです。

※ VUCA(ブーカ):Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字で作られた現在の経済環境を表す言葉

持続可能な開発目標を表すウエディングケーキ
出典:Stockholm Resilience Centre

PPAPをご存知ですか?官民連携のパートナーシップ(Public Private Action for Partnership)です。特に若い皆さんにとって、SDGsのためのアクションを起こすことはとても重要です。市場機会の観点から見ても、2030年までにSDGsによって新たに3億8千万の雇用が創出され、少なくとも年間12兆ドル相当の市場が生まれます。巨額の数字です。これが2030年に向けてのSDGs活動の現状です。官民連携の投資及び融資によってSDGs達成を世界レベルで強力に支援していく動きです。

SDGs達成のためのプロジェクトを生み出すバックキャスティング

しかし、これからどのようにSDGsを作成し、実施していくべきでしょうか?今日は皆さんにシンプルなガイドラインをお伝えします。それは、過去、現在、私たちの望む未来、この三つを結びつけることです。まず皆さんが考えなければならないのは過去、つまり伝統、文化、歴史などです。次に現在の状況を認識し、理解しましょう。そして私たちが望む未来についてディスカッションし、私たちの望む未来、ビジョンの作成に取り組みます。その後、この三つを結びつけ、SDGs達成ためのプロジェクトをバックキャスティング※して生み出してください。これが皆さん一人一人に求められる重要なガイドラインです。

これら三つをどのように結びつけたらよいでしょうか?例えば「岡山大学のSDGs達成に向けた全学レベルのアクションと取組」について簡単にお話しましょう。槇野博史学長の強力なリーダーシップの下、「持続可能な開発のための教育と研究の世界拠点へ」といったビジョンを共有し、教職員、学生といった全学の構成員が一丸となり、国内外のマルチ・ステークホルダーと連携しながらSDGsの達成に向けて多岐にわたるプロジェクトを実施しています。また、岡山大学は「教育の岡山」といった歴史と持続可能な開発のための教育(ESD)に関するユネスコチェアとしての長年にわたる実績があります。それをふまえて、国連大学及び岡山市や協力機関と共に、SDGs達成のためのESDについて世界初の国際会議を岡山市で開催し、世界中から集った参加者と議論しました。以上の全学レベルのアクションと取組により、政府による第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を国公立大学で唯一受賞しました。また翌年には、岡山市がSDGs未来都市の一つに指定されたことは大変喜ばしいことです。SDGsの先進地域として、地域が世界へ向けて新たな発展を遂げている一つの事例といえると思います。

岡山市と岡山大学は連携を更に強化し、マルチステークホルダー・パートナーシップの下でSDGs達成のための取組を推進しています。しかし重要な点は、過去、現在、未来の三つを結び付け、多様なステークホルダーがビジョンを共有し、連携協働してバックキャスティングしながらSDGsのローカライズと文脈化をどのように図るか、地域から世界に向けてどのようにSDGs達成に向けた取組を共有していくか、です。また、岡山大学は3月に国連と日本政府からの要請を受け、私は岡山大学を代表して国連のSDGs会合において世界に向けてスピーチを行いました。メッセージを世界へ発信することも大変重要なアクションの一つであることも付言したいと思います。

※ 未来のある時点に目標を設定しておき、そこから振り返って現在すべきことを考える方法。地球温暖化対策のように、現状の継続では破局的な将来が予測されるときに用いられる。(デジタル大辞泉より)

青年とSDGs

この講演の最後に、皆さんにSDGsと青年に注目していただきたいと思います。青年の皆さんが明日という未来のためにあるだけでなく、今日のためのリーダー、起業家、チェンジ・メーカーであるということです。現在、世界には約18億人の青年がいます。

全世界の人口の4分の1です。これはすばらしいことです。人類史上最大の若者人口です。そして、青年は社会を変える原動力なのです。彼らは人権について抗議したり、前例のない活動を立ち上げたり、コミュニケーション手段を始めとするテクノロジー革命をもたらしてきました。青年の情熱や創造性は言うまでもなく、数々の重要なプロジェクトの成果が、あらゆるレベルで多様な分野を支えています。

しかし、負の側面もあります。青年の能力を最大限にいかすことを妨げるいくつかの要因が依然としてあるためです。例を挙げると、若者の失業が残念なことに喫緊のグローバル課題リストの上位を占めています。現在、世界で7,100万人の青年が仕事を求めており、その数は年々増加すると推定されています。青年のための社会的、経済的コストは莫大です。デジタル革命の進展も、残念ながら格差を促進する大きな要因の一つとなっています。お気づきのようにグローバル化が進むにつれ「デジタル格差」が生まれているのです。失業が若者にもたらす恐怖、怒り、恨み、不安などの感情が、この瞬間にも外国人を排斥するナショナリズムという排他的な態度へとつながるかもしれません。これは負の側面です。

しかし、18億人の青年がこの地球上に存在していることの意味がお分かりでしょうか?青年が自分たちの感じ方について積極的な受け止め方ができるように支援していくことを重視しなければなりません。EQ(心の知能指数)がSDGsについてのディスカッションの鍵かもしれません。こうした観点から国際青年交流会議の三つのコースの参加者が、マルチステークホルダー・パートナーシップの下でアイディアを出し合い、より平和で持続可能な社会の実現ためにどのようにすべきかを話し合う必要があります。

一方で、私は皆さんの変化を促す能力について非常に前向きに捉えています。ですから、まずはSDGsの達成のために、ここで皆さんのストーリーを伝え、懸念を声にし、疑問を投げかけ、独自の意見を共有することから始めてください。これが私からのメッセージです。

講演の全文は(一財)青少年国際交流推進センター発行の年報「青年国際交流事業と事業参加者の事後活動」に掲載の予定です。

第4回

インターナショナル・ユース・ポリシー
代表者会議

(IYPD)

2018年11月13日~15日、エディンバラにて、スコットランドの青少年庁「ユースリンク・スコットランド」の主催で、第4回IYPDが開催され、ベルギー、エストニア、フィンランド、ドイツ、日本、ルクセンブルク、ノルウェー、スコットランド、スウェーデン、ウェールズの10か国が参加しました。

本会議では、ヨーロッパを中心に各国政府の青少年施策を実施する団体の代表者が集まり、施策の重点分野と動向について協議しています。内閣府の「地域コアリーダープログラム」の窓口でもあるドイツ連邦ユースワーク専門機関(IJAB)より、国際交流活動の民間調整団体として当センターに出席依頼があり、第1回から継続して参加しています。

第4回会議では、各国の活動についての情報交換が行われました。例えば、ユースリンク・スコットランドが2007年から取り組んでいるユースワーク・アウトカム・モデルが紹介され、ユースワークが青少年政策や国連子どもの権利条約の目標達成に貢献していることを数値化する方法が示されました。また、ドイツ連邦ユースワーク専門機関からは、ドイツ司法・消費者保護省が青少年を対象にデジタルリテラシーの向上を目指すプロジェクトを実施し、分野横断的に青少年育成施策が行われている好事例として取り上げていました。

当センターは、本ネットワークをいかして、今後の国際交流活動の発展につなげることを目指し、将来的には日本で開催することも検討しています。

エジプトの講師モハメド・サベル・モハメド・オマル先生が自国の紹介をする(台東区立忍岡小学校)

一般財団法人 青少年国際交流推進センター主催
国際理解教育支援プログラム

一般財団法人青少年国際交流推進センターでは、日本の学校等に内閣府青年国際交流事業に参加をした経験がある在日外国青年等を講師として派遣し、国際理解教育支援プログラムを行っています。2018年10月~2018年12月に実施したプログラムを紹介します。この5回の実施により、通算実績74回となりました。

台東区立忍岡小学校
日付 2018年10月14日(日)
担当者 吉藤玲子校長
対象 1年生(44名)
テーマ いろいろな国について知ろう
プログラム
  • 児童からの日本文化紹介
  • 講師の国の紹介(位置、食べ物、民族衣装など)
  • 児童と一緒に歌、ゲームなど
派遣講師 Mr. Mohamed Saber Mohamed Omar (エジプト)
劉 芫町さん(Yuan-Ting Liu)(台湾)
台湾の講師劉先生が児童が校歌を歌うのを聞く
第1回 都立高校生等によるボランティア・サミット
日付 2018年11月3日(土)
担当者 東武トップツアーズ株式会社
対象 高校生
目的 都立高校生が地域や企業等で様々な社会貢献活動に主体的に参画できることを目指し、ボランティアマインドの醸成を目的とする
プログラム 講師は外国人旅行者(英語話者)の役割を演じ、観光案内ボランティア体験ブースに来場した高校生に応じる
派遣講師 Mr. Hoani Hakaraia (ニュージーランド)

2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて、ボランティア活動等について高校生が討議や体験をするボランティア・サミットが東京の国立オリンピック記念青少年総合センターにおいて開催され、高校生や特別支援学校の生徒ら約310名が参加しました。

一般財団法人青少年国際交流推進センターは、東武トップツアーズ株式会社からの要請に応じてニュージーランド出身のHoani Hakaraia講師を派遣しました。

Hakaraia講師は観光案内体験ブースにて、サミット参加者である高校生や教員の方に話しかけたり、質問したりする等、英語を話す外国人旅行者の役割を演じて、そのすばらしいパフォーマンスのゆえに関係者から高く評価されていました。

観光案内ボランティア体験ブースにて、外国人旅行者の役割を演じるHakaraia講師
品川区立清水台小学校
日付 2018年11月17日(土)
担当者 脇田学先生
対象 全学年(140名)
目的
  • 国際交流活動を通して、外国の文化や立場を理解し尊重する態度を養う
  • 学習した英語を活用して、外国の方とコミュニケーションを図る
プログラム
【1、2年生】
  • 講師の自己紹介と母国の紹介
  • 講師から伝統的な遊びの説明
  • 児童が伝統的な遊びを体験
【3、4年生】
  • 講師の自己紹介
  • 講師のプレゼンテーション
    (位置、あいさつ、世界遺産、お祭り等)
  • 伝統的な踊りや遊びの紹介と体験
【5、6年生】
  • 講師の自己紹介
  • 講師のプレゼンテーション
    (国旗、位置、あいさつ、世界遺産、お祭り、学校生活)
派遣講師 Ms. Neamah Mohamed Yousry Hassan Osman(エジプト)
Ms. Kannika Leetawesup(タイ)
Mr. Thant Zin Oo(ミャンマー)
タイの講師サイ先生が児童と一緒にタイの遊び「モーンソーンパー(ハンカチおとし)」をする
ミャンマーの講師タン先生がミャンマーの国旗を紹介する
講師の感想
Neamah Mohamed Yousry Hassan Osman (Eygpt)

First of all I want to thank you for giving me such a great chance to visit a Japanese school and introduce about my culture.

Introducing my own culture brings happiness to me somehow because I always wished to change the delivered bad image by media about Muslim people and Islam; since Islam the name of my religion comes from the word “Salam” in Arabic language which literally means “Peace” and the greeting in Islam when Muslim people meet each other they say “Assalam Alikum” which means “Peace be upon you”. This greeting is said regardless of the person’s nationality, language, sex, skin color or age for only one religion is the common thing between us.

Meeting with Japanese students and receiving their comments and inquiries about my culture helps me to rethink about my own culture from another prospective, respect their point of view, gives me the chance to clarify to them the unknown points, and comparing between the Japanese culture and my culture trying to find some common things.

Also explaining about the scarf which covers my hair called “Hijab” in Arabic language is a new thing for most students to see they are eager to hear the reason why Muslim women wear it. In Islam women are treated like treasure or pearl covering the pearl with a soft cloth to preserve it is the same in the case of Muslim women they should not expose or reveal their beauty to anyone.

ネーマ・モハマッド・ユスリ・ハッサン・オスマン(エジプト)

今回このような機会を得て、日本の学校を訪問し、私自身の文化を紹介できたことを感謝しています。

私は日頃、ムスリムやイスラムについて、メディアによって植えつけられた負のイメージを払拭したいと考えていました。ですから、このように自分の文化を紹介することは、私にとって喜びです。私の宗教名でもある「イスラム」という言葉は、アラビア語の「サラーム」という言葉からきています。この「サラーム」は、アラビア語では文字通り「平和」を意味するものですが、イスラムの挨拶で、ムスリムの人々が「アッサラーム・アレイコム」とお互いに声を掛け合うのは、「あなたに平和が降り注ぎますように」という意味です。この挨拶は、国籍や言語、性別、肌の色、年齢など関係なく、一神教であるムスリムの間に共通しているものです。

日本の児童に出会い、私の文化に対する子どもたちの意見や質問を聞き、私は自分の文化について、他者の視点から再認識するきっかけを与えられたように思います。子どもたちの視点を知ることで、世の中に知られていない点が明らかになり、日本文化と私の文化を比較しながら、お互いの共通点を見つけることもできました。

また、私の髪を覆っているスカーフの説明は、多くの子どもたちにとって新鮮だったようです。このスカーフは、アラビア語で「ヒジャブ」と呼ばれているものです。子どもたちは、どうしてムスリムの女性たちがこのヒジャブを身に着けているのか、その理由を知りたがっていました。イスラムでは、女性は宝石や真珠のように大切に扱われるのです。宝石や真珠を守るため、柔らかな布で包むように、ムスリムの女性もスカーフを身にまとい、その美しさを守っているのです。美しさはさらけ出すものでも見せびらかすものでもないという考え方がムスリムにはあるのです。

筑波大学附属視覚特別支援学校
日付 2018年12月10日(月)
担当者 佐藤北斗先生、宇野和博先生
対象 国際交流部員(12名)
目的 The World of Friendship ~タイ編~
プログラム
  • 自己紹介(講師と生徒)
  • 講師の母国の文化紹介(基本情報、挨拶、宗教、王政、お祭り等)
  • タイの伝統音楽の鑑賞
  • タイのお菓子の試食
  • 民族衣装試着
派遣講師 Ms. Kannika Leetawesup(タイ)
タイの手工芸などを触りつつ学ぶ
タイのお菓子を試食する
生徒の感想
サイさんへ

Thank you for talking about Thailand. I am glad to hear about the regional characters. Because I have wanted to learn it since I visited Thailand and felt the cultural difference between Bangkok and Chiang Mai. I was surprised at the difference in the music and now I want to learn more about it! Thank you!
( 高等部普通科3年 Yさん)

今回の交流会では、タイの自然、音楽、地理などの基本情報に関するプレゼンテーションを聞いたり、タイ語で書かれている歌詞カードを見ながら皆でタイの歌を歌ったりするなど、内容がとても充実していて楽しむことができました。私は、去年の12月に学校で実施しているタイプログラムに参加したため、とても懐かしく感じ、もう一度タイに行きたいなと思いました。

プログラム前半では、タイのお菓子を味わいながら国の基本情報を聞きました。話の内容は、タイの気候、言語、生産物などの地理的な内容を学ぶことと同時に、タイプログラムで学んだ事の復習ができました。

プログラムの後半では、部員全員でタイ語の歌を歌いました。タイ語の歌は、現地で聞いたことはありましたが、実際に歌うのは今回が初めてでした。最初は、歌詞カードを見るのがやっとでしたが、慣れてくるとリズムに合わせながらタイ語で歌えるようになりました。その他にも、タイのお祭りの歌や流行歌を聞きました。この時、タイ語の響きはとても綺麗だと実感しました。

交流会全体を通して、タイの文化や歴史などを詳しく学ぶことができました。この経験を活かして、大学ではアジアの文化や言語学ではタイ語を専攻して、より深くその国の特色を研究していきたいと思います。
(高等部普通科3年 Sさん)

特にタイ語の歌「ローイクラトンの歌」を歌うのがとても楽しかったです。この歌の温かい雰囲気とリズムが好きになりました。歌っていてわくわくし、タイの文化をもっと知りたくなりました。来月私はタイに短期留学しますが、私もぜひ日本語の歌を現地の人に紹介したいと思いました。

また、タイからのフェアトレード商品が意外と多く、その内容が食べ物にとどまっていないことに驚きました。しかし、タイにも世界にも、まだフェアに取引されていない商品はたくさんあるでしょう。そのため私も積極的にフェアトレードの商品を購入することで、フェアトレード商品の存在を世界に知らせ、こうした商品を増やすお手伝いをしたいと感じました。

タイの高校のクラブ活動に作品を作るクラブがあると聞き、タイで是非やってみたくなりました。
(高等部普通科2年 Mさん)

今回、タイの魅力を五感で感じることができました。

私は世界の音楽に興味があるので、伝統音楽からポップスまで広いジャンルを聞くことができて、とても勉強になりました。日本音楽にも通じる音階が心地よく、言葉の響きがかわいいと感じました。

音楽だけではなく、食文化や工芸品などに触れ、タイのイメージを具体的に持つことができました。ありがとうございました。
(高等部音楽科3年 Tさん)

タイの名曲「ローイクラトンの歌」を歌う
タイのお菓子を試食する

今回、タイについて様々なお話を伺うことができる機会をいただけたことは、とても貴重だと、会を通して多くの体験をさせていただく中で強く感じました。私はこの交流会で、タイの音楽が地域によって大きく異なる雰囲気を持っていることを知ることで、交通の便などの影響を受け、地域ごとに様々な文化が発展してきたことを実感することができました。

そして、川や山で隔てられることで、これほど違う文化が発展するものなのだと、異なる民族がそれぞれ持つ文化の力を改めて感じることができたことは、私にとって大きな学びです。

また、私は民族衣装に興味があるので、タイのスカートとベルトを身につけることができたことにも大いに感動しました。ベルトが金属製で鎖に飾りがついたものであることにも、とても驚きました。

今回体験したことを忘れず、タイについての見聞を広めるとともに、他の国についても知っていきたいと思います。
(高等部普通科2年 Mさん)

タイの民族衣装を試着する

先日はお忙しい中、タイについて教えてくださり、本当にありがとうございました。同じアジア内にあり、割と身近な国だと思っていましたが、初めて耳にすることが多くて、とても驚きましたが、異文化に触れることができて、楽しく、貴重な体験になったと思いました。

なかなか自分では体験できない、タイの音楽に触れることができたのが良かったです。私は一番Loy Kra tongの歌が好きです。覚えやすく、滑らかな雰囲気のリズムに惹かれました。何度か練習したら(歌詞を見ながらにはなってしまうかもしれませんが)、歌えるようになるかもしれないので覚えて歌ってみようと思いました。

私は来年タイに留学するので、今回学んだことを生かしていきたいと思います。
(高等部普通科2年 Iさん)

私が一番印象に残っていることは、ラジオで流れるというタイの国歌を聞かせていただいたことです。国民の多くが国王を尊敬していると知り、タイの生活に根差しているものを垣間見ることができたと思います。

また、日本ではあまりなじみのない食べ物にも驚かされました。私はもともと辛いものがあまり得意ではないのですが、今まで知っていた辛さとも違うスパイスの味は、においをかいだ時点ではわからなかったので、食べてみてとても良い経験になりました。

ある先輩が、外国料理が好きで日本でいろいろな料理店に行っている話を聞くのですが、私も自分で触れられる範囲から料理という、身近なものを通してもっと外国の文化に触れてみたいと思いました。そして、それを知って楽しむだけに留まらず、その文化を通して気候や国民性などの様々な背景にも関心を持っていきたいと思います。
(高等部普通科1年 Sさん)

私は、この交流会を通して、タイという国をより身近に感じることができました。お菓子や音楽など、実際に体感して楽しめるものをたくさん用意していただき、タイについて丁寧に説明してくださったので、とても興味を引かれました。特に、私は、タイの国歌、バナナ味のタブレット、タイ国内での地域による文化の違いに関するお話が印象に残りました。様々な文化や考え方を学ぶ面白さを改めて感じ、充実した交流会だったと思います。本当にありがとうございました。
(高等部普通科1年 Kさん)

私たちにとって、タイの言葉の響きは馴染みがないもので、歌詞を見ても実際に歌うのは、とても難しかったです。

他にも軍隊へ行く人の決め方やタイの乗り物事情なども垣間見ることができ、今回の交流会をきっかけにタイに対する興味が増しました。
(高等部普通科1年 Nさん)

筑波大学附属視覚特別支援学校国際交流部の皆さん
中野区立江古田小学校
日付 2018年12月17日(月)
担当者 尾又先生、田中先生
対象 3年生(58名)、4年生(64名)
目的 外国人講師との交流を通して、異文化体験とはどのようなものかを言語のみならず交流を通して実際に学ぶ。同時に、児童が世界に広く目を向け、海外に対する関心を深められる機会とする。
プログラム
  • 講師の自己紹介
  • 講師のプレゼン (国旗、位置、挨拶、世界遺産、お祭り、食文化、民族衣装など)
  • 講師の母国の遊び・歌・踊りなどを児童が体験する
派遣講師 Mr. José María Dobón Roux(スペイン)
Ms. Kim heejin(韓国)
Mr. Erik Loide(エストニア)
スペインの講師ホセ先生が児童と一緒にサッカーボールで基本練習をする
韓国の講師キム先生が児童と一緒に
韓国の遊び「チェギチャギ」をする
エストニアの講師エリック先生が母国を紹介する
講師の感想
キムヒジン(韓国)

これまで、私が日本で出会った子どもたちは、「韓国のことを知らない」という場合が多いものでした。日本では、韓国よりも北朝鮮のニュースがたくさん流れていたためか、子どもたちが韓国ではなく北朝鮮を知っているという事実が悲しくて仕方ありませんでした。隣の国だからこそ、韓国について少しでも多く分かってほしいと思っていました。

そんな時、国際理解教育支援プログラムで講師を務める依頼を受け、小学校での授業に参加することになりました。授業用の資料を作ることは楽しく、「こんな話をすると笑ってくれるかな?難しくないかな?」などと悩む時間さえ心地よかったです。韓国では教師の経験がありましたが、久しぶりに子どもたちと触れ合ったので、少し緊張したものの、楽しい思い出となりました。

韓流の影響か、江古田小学校の子どもたちは、私が予想していたよりも韓国について知っていましたし、韓流スターTwiceのTTのダンスと歌を披露してくれて、とてもうれしかったです。子どもたちは、日本と韓国に関するクイズにも積極的に参加し、あっという間に時間が過ぎていきました。韓国の伝統遊びである「チェギチャギ」にも喜んで参加してくれました。

子どもたちの笑顔を見て、私自身、とても癒される一日になりました。すばらしい機会を与えてくださった皆さんに心から感謝します。また機会があれば、国際理解教育支援プログラムに参加して、いろんな子どもたちに会い、韓国について伝えていきたいです。

第25回青少年国際交流全国フォーラム

日本青年国際交流機構第34回全国大会

青少年国際交流事業事後活動推進大会

千葉大会

2018年12月1日(土)~2日(日)、千葉県佐倉市にて、第25回青少年国際交流全国フォーラム、日本青年国際交流機構第34回全国大会、青少年国際交流事業事後活動推進大会が開催されました。「時代を切り拓く開拓者精神」~未来につながる新たな挑戦者を目指して~というテーマのもと、全国から関係者を含め約300名が集いました。

基調講演は「持続可能な街づくりとは~時代を先駆ける“ユーカリが丘”の開発から学ぶ〜」という題で、山万株式会社専務取締役の 林新二郎氏によって行われました。少子高齢化が進む現状において、どのようにサステナブルコミュニティ(持続可能な地域社会)の構築を目指しているのか、具体例を挙げて説明されました。ユーカリが丘の自治会、社会福祉協議会、商店街等様々な団体と公私共に活動を続けてこられた方の街づくりに対する意気込みに参加者は感銘を受けました。

講演後は、11の魅力的なテーマの分科会、帰国報告と大規模災害支援報告、特別講演、地域理解研修が実施され、参加者は相互に研鑽を図り、今後の活動への糧を得ていました。

基調講演をする林新二郎山万株式会社専務取締役
分科会D「フルーツトマトが農業を救う?都市型農業の未来」

ドミニカ共和国青年大臣来訪

2019年1月15日(火)、ドミニカ共和国のロビアム二・ナデシャ・バルカセル青年大臣(左から4番目)、ホセ・トーレス青年省国際関係担当調整官、ルイス・トーマス在京ドミニカ共和国大使館一等書記官を含む5名の方々が在ドミニカ共和国大使館の推薦により、日本青年国際交流機構(IYEO)及び一般財団法人青少年国際交流推進センター(以下、推進センター)を訪問されました。

バルカセル青年大臣は、内閣府の国際青年育成交流事業の訪問国として、日本青年の受入れに尽力してこられました。一行は、推進センターの川上理事長、本田事務局長から推進センターの活動についての説明を受けた後、今後の日本とドミニカ共和国の交流の可能性について意見交換を行い、2か国のつながりを強める活動の可能性について話されました。当日は、ドミニカ共和国派遣の既参加日本青年である滝川望さん(2007、2016副団長)と、宮原凜太郎さん(2016)も参加し、ドミニカ共和国からの招へい青年のOBで組織するADO-INDEXと連携して、日本青年がドミニカ共和国へ訪問する機会を作るなどの企画案についても協議がされました。

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シャルジャ首長国連邦(アラブ首長国連邦)
からの来訪者

2018年11月15日(木)、UAE(アラブ首長国連邦)第三の国であるシャルジャ首長国連邦より、シャルジャ王室シャルジャ働く女性協議会会員のシェイハ・ヒンド・マジド・ハマド・マジド・アルカシミ氏を含む5名の代表者が推進センターを訪問されました。一行は、駐日アラブ首長国連邦大使館から紹介を受け、推進センターの川上理事長と本田温子事務局長から日本の青少年をめぐる現状と、推進センターの活動についての説明を受けました。その後、日本とUAEの青少年交流の今後の可能性について協議しました。

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